2017年度 活動の記録

第1回 5月7日(日)13:30~16:40 @ピフレ新長田(神戸市)
テーマ「クリエイティブなQA活動」

1.Warm up ... このアクティビティの名前はまだありません。前日に考えついたウォームアップですが、これはいい!人称代名詞や三単現Sの練習が無理なくできました。

2.Three Dots からの Hot Seating ... 高尾氏から教えていただいたTwo Dotsお絵描き、点の数を変える実験。Hot Seatingは役について理解を深める演劇的QA活動。このシークエンスは三野宮の論文Visual plus verbal... に詳細があります。

3.Alibi ... 門限を破った子どもたち vs. 問い詰める両親 の攻防。ニューヨークのMagnet劇場でやったワーク。大人がやって即興力をつけるのにもいいワークです。

4.私と伊藤さんの自作教材を使ったQAアクティビティ。自画自賛になりますが、試用において予想以上に面白い結果がでました。完成度を上げて、関西英語教育学会(KELES)ワークショップでお披露目します。

5.ふりかえりティータイム ... スタッフの中にアンケートが苦手な人が2人もいるので、かわりに30分のティータイムにしました。時間が終わっても、話は尽きませんでした。

第2回 5月21日(日)13:30~16:40 @ピフレ新長田(神戸市)
テーマ「プレイフルな問題解決」

1.Warm up ... ①拍手まわし。一人とばし技が入ったらガタガタに!マルチプル・タスキングの負荷を全身で感じられましたね。次回は拍手じゃないものをまわすゲームでリベンジしましょうか!②名前手裏剣。ファンの多いウォームアップです。私も大好き!③旅の思い出。Yes, and... で思い出を語らいます。"Do you remember I met a nice guy?" "Yes, and do you remember he was very, very big?" という女の闘いも!

2.Pictogram ... 伊藤さんが大学院生のとき私の授業で開発したアクティビティを修正して紹介してくれました。会社員、チクリ魔の同僚、ボスの三者が繰り広げる攻防戦!関西英語教育学会(6月11日)でもお披露目します。

3.問題解決カード「Solvers」を使ったゲーム ... 三野宮がイラストを描いて作ったカード。「かわいい」「カワイイ」と言ってもらえて気持ちよくファシリテートできました。3通りの用途も開発済。左の写真では、夕食の魚を焦がしてしまった4人が、グリルにこびり付いた昨日の肉のかけらを懐中電灯で照らし、5円硬貨で剥ぎとって食べています!!このカードゲームの分析は全国英語教育学会(JASELE, 8月19・20日)で報告予定。

4.作ってみよう、アレンジしてみよう ... グループに分かれて、今日体験したアクティビティをアレンジしたり、カードを使って新しいアクティビティを考えました。それを他のグループにやってもらうと、予想どおりだったり違ったり。アクティビティは使うまでは未完成。だから仲間が必要なんです!

5.ふりかえりティータイム ... もみじ饅頭をいただきながらの歓談。心地よく披露した頭と体が求める甘さでした。

第3回 6月18日(日)13:30~16:40 @ピフレ新長田(神戸市)
テーマ「教科書のアクティビティを変えてみよう!作ってみよう!」

1.Warm up ... ①ブルルン!前回の拍手回しのリベンジ。間違えるのもオモシロイと思える雰囲気づくりに役立ちますね。②名前手裏剣の別バージョン。いろんなバージョンで使えるアクティビティって最高!③しりとり。日本語でもやって、英語でもやってみました。④うそ・ほんとゲーム。嘘のような本当の話、本当のような嘘の話を考えるのって難しい。

2.実践報告会 ... Two Dots, Three Dots, One Word at a time, Alibiを授業で使ってみた参加者たちから、生徒や同僚の反応など報告してもらいました。

3.教科書についてディスカッション ... 皆さん、教科書についての不満に感じていることは多いようです。(はい、わかります。はい、そうでしょう。頑張ります。)たとえば、「薄い文脈、目的不明のダイアローグ」「私は『ターゲット文を使わせてやるぞ』感満載のアクティビティは省いています」「ペアで考えてみようの活動が次の課もまた次の課も"What kind of ~ do you like? / I like ~ because ~."のワンパターン」。こういうのを不服に感じる教員がもっと増えてくれると、教科書も変えやすくなると思います。使うほう、作るほう両方から改善に向けて協力していけるといいですね。

4. ... ①ターゲット文を使ってジェスチャークイズ。シンプルだけど、オモシロイ。②語句を使ってファッションショー。ペアの片方(スタイリストさん)がもう片方(モデル)に服を着せる。モデルがファッションショーをして、観客がキャーキャー言う。皆さん、まんざらでもなさそうにウォーキングとポーズを決めて楽しんでいましたね!

5.作ってみよう、アレンジしてみよう ... グループに分かれて、今日体験したアクティビティをアレンジしてみたり、ダイレクトに次の課の教材研究に持ち込んだり。それを使ってみて、フィードバックをもらうことによって、「作るってこういうことなんだ!」という気づきにつながったようです。

5.ふりかえりタイム ... ひとり一言。

第4回 6月7日24(日)18:00~20:50 @新長田勤労市民センター(神戸市)
テーマ「役者になるつもりのない英語教師たちがインプロを理解するために演じてみる」

1.Warm up ... ①名前に関係あるスーパーヒーロー。②ゾンビ。③いろんな感情で "I have lived in this city for ten years." 文意は伝えられても、文脈を思い描いて言ってみても、必ずしも感情も伝わるわけではないようですね。いかに非言語・準言語を使えるかの部分が鍵。

2.報告会 ... 前回までのWSで扱ったアクティビティを教室で使ってみてどうだったか報告し合います。今回は「どん」さんが高校でAlibiなどを使ったときのようすを話してくれました。

3.Presentからの速攻Present ... 同じゲームでも、目的が変わるとやり方が変わります。What can this be? ... 小道具の「見立て」を使った表現あそび。Request ... 文脈まで表現することで、相手&観客が納得するリクエストにできました。

4.Exit ... 全員で即興で理由を創って全員で一緒に退場するタスク活動。Yes, and ができないと、いつまでも退場できません。沈黙する間で表現できることも。

5.Status ... 身体が勝手に表現してしまっていることにYes, andしているうちにストーリーができ、相手の表現に反応するうちに自分の身体も変わってくる。そうするうちに「姉のプリンを食べて開き直る末娘、長女に言いつけるほか何もできない次女、ルールを徹底させようと手を焼く長女の攻防戦」が出現しました。

第5回 7月23日(日)13:30~16:40 @新長田勤労市民センター(神戸市)
テーマ”Yes, and" の原則を使ってアクティビティを創ってみよう/"Yes, and"をくずして実験しよう

1.Warm up ... ①Name Shurikenからの... ②Catch。名前+音+形をキャッチボール。

2."Yes, and"について ... ①Catchのどの部分が"Yes, and"だったかディスカッション。その後"Yes, and"無しでやってみたら... とっても悲しい苦しいゲームに。ふりかえりでは、「授業でも時々こんな嫌な空気が流れることがある」「英語・日本語に関係なく、相手を受け入れて応答することの大切さがよくわかった」というコメントがありました。②下線部の穴埋め問題(英語授業でよく使われる、"Yes, and"ではない活動)をどうにかして "Yes, and"にできないか、という実験をしました。

3.What a Day! ... 工房2015年度チームが作ったゲームを1対1、3対3でやってみました。

4.Days ... 工房2017年度チームが作った教材を使って、チームごとにアクティビティを考えてみました。全国英語教育学会(JASELE, 8月19・20日)発表のプレビューも兼ねて。

5.ふりかえり ... 渇いた喉を潤しながら、一人一言&ディスカッション。

第6回 8月11日(日)18:20~20:50 @新長田勤労市民センター(神戸市)
テーマ教室で使いたいロールプレイ

1.Warm up ... ①「フォークとナイフ」のロールプレイバージョン。多すぎない台詞の量が丁度いい。

2.絵本を使う&使わないプロセスドラマ... 即興的にお話を創ったり演じたりするプロセスドラマを体験し、交替でファシリテーションをやってみました。やってみて、英語教師として英語絵本の読み聞かせも練習したいなと思いました。使った絵本はThe Gingerbread Man, Swimmy, Alexander and he Wind Up Mouse。

3.即興のロールプレイ ... ロールの他にもう一品加えてThree, Two, One, Action!! そこからは参加者が演じながら創ります。ファシリテータのコーチング力が鍵になりますね。

4.ふりかえり... 付箋を使って一言+ディスカッション。今回も、脳に心に楽しい時間でした。

第7回 9月24日(日)13:30~16:40 @兵庫勤労市民センター(神戸市)
テーマ限られた言語材料でできるアクティビティ

1.Warm up ... ①Hello, how are you? ②Meeting, greeting ③Eights ④山手線ゲーム ⑤Zip zap zop PLUS

2.開発① ... Zip zap zopをアレンジして、いくつかアクティビティを作って使ってみました。いろいろアイディアを出しては、そのなかから良いものを選別していく。広げて狭めるの繰り返しが開発のカギ。

3.開発② ... 百均の消しゴムを使って、いくつかアクティビティを作りました。だんだん改良が進んでいく実感があります。頭をフル回転させるので、気持ちいい疲労感!

4.ティータイム ... プロテイン・ケーキとお茶をいただきながら、子どもたちのこと&いろんな相談会。

第8回 10月15日(日)13:30~16:40 @新長田勤労市民センター(神戸市)
テーマ文脈やイメージを生かす文法 ~不定詞に注目して~

1.Warm up ... ①文型 zip zap zop いろんなバージョン ②What are you doing?

2.ディスカッション ... これまでの文法授業、失敗談&気になっていること

3.開発① ... 目的用法。非予定調和的な「適切なものを線で結びましょう」。2枚のカードで出現した文に続ける次の一文を考える。[My dog bit me]  [to go to Kobe] ... He knew my foot doctor is in Kobe. / He remembers that the last time I hurt my leg, I went to see a doctor in Kobe and took him with me.

3.開発② ... 目的用法。I just called to say "I love you." の連続替え歌ゲーム! ♪ I just brought an umbrella ♬ to give it ♫ to an elephant.

4.開発③ ... 形容詞用法でPresentゲーム。This is [a picture] [to attend the meeting] for you. / Oh, than you. This is  an unusual way to show how to get to the place. さらに、ノリ突っ込みバージョン。This is [a pair of scissors] [ to bite your leg]. / Thanks. 脚をチョキチョキチョキ、でガブッ、ってなんでやねん!(でも関西ネイティブじゃないから、ちょっと難しかった。英語よりノリ突っ込みの方が。笑。)

4.ティータイム ... 低糖質チーズケーキとグリーンスムージーをいただきながら、いろんなお話。

第9回 11月15日(土)17:45~20:45 @新長田勤労市民センター(神戸市)
テーマディベートとディスカッション~~他にやりかたないのかなぁ?

1.即興でディベートのお題を作る ... ①高校の無償化について。 ②警察官は旅行に行ったほうがいい。 ③12月の給料は増やした方がいい。

2.役として意見を言う ... パペットを使い、役として意見を言うディベート。

第10回 [最終回] 1月8日(月・祝)13:30~16:40 @神戸市勤労会館(神戸市)
テーマ模擬授業スペシャル!

1.Warm up ... ①英語しりとり ②Zip-Zap-Zop

2.[mini模擬授業20分+ふり返り10分 ] x 5セット ... 由谷さん、竹田さん、藁科さん、伊藤さん、三野宮がインプロの手法を用いたミニ授業を提供し、それについて話しあいました。濃い3時間でした!もっと長く時間がとれたらよかったな~。(それぞれの授業は基本的に提供者のもの、ということで、ここでは詳細はカット!)

3.WSのあと、新年会&打ち上げ。お話しは尽きず。みなさん、またお会いしましょう!

2017年度の工房スタッフ紹介(所属は当時)
2017年度「英語アクティビティ工房」はスタッフ4名で企画運営および成果発表を行い
ました。

 代表・三野宮春子 Haruko SANNOMIYA

岩手県立高校、神戸市外国語大学准教授を経て、フリーの教育研究者。英語教(特に授業分析と教材開発)の研究と実践を行い、各地でワークショップなどを開催。研修会やネタ本で紹介されるアクティビティに満足できなくなり、自分で開発研究を始めてから約7年。『教室談話を変えるアクティビティ開発:教師が手作りする授業』などの論文をはじめ、検定中学校教科書『New Crown』、検定高校教科書『Comet』などを執筆。「即興・協働・創造」をキーワードに、即興劇(インプロ)の原理や手法を応用し、英語授業を全人的発達空間へと変える方法を探究している。

会計・伊藤仁美 Hitomi ITO

中学・高校で英語を教えています。「なんちゃってコミュニケーション」にならず、心の底から楽しめ、英語がよく身につくという何とも欲張りなアクティビティを求め、2年前工房に参加しました。大の大人が全力で遊ぶほど楽しく、また教師としての自分の信条に大きな影響を与えてくれました。私の今年の目標は、工房で学んだコミュニケーションのエッセンスをもとに、自分が納得のいくアクティビティを創ることです。楽しく頑張ります! 

監査・田口達也 Tatsuya TAGUCHI

愛知教育大学准教授 専門は動機づけ、学習ストラテジー、学習者信念等を中心とした言語教育心理学です。アクティビティは動機づけのコアとなる要因のため、その活動について興味を持っています。アクティビティが良いと、時間を忘れるぐらい活動に集中することができ(専門的には「フロー状態」と言います)、そのような経験を通じて力が伸びますのでそのための色々なアクティビティの開発・実践を勉強したいと思っています。

監査・由谷晋一 Shinichi YUTANI

立命館守山中学校・高等学校教諭。狂言役者。
これまで私の授業は、口頭導入、発問につぐ発問、トレーニングなど、教師が一生懸命お膳立てするものでした。生徒が自ら問いを発見し、探究し続けるにはどうすれば・・・そこで出会ったのが、インプロのアクティビティです。まずはやってみて、そして振り返る。教師は仕組みやきっかけを作り、あとは生徒に委ねてしまう。インプロを応用してそんな授業を模索しています。

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